流行りの「対話」というマジックワードに注意せよ。
2013年より、ほそぼそとそしてもんもんとした気持ちを抱きながらも、マネジメントの方法の中で、「1 on 1」を実施してきました。
暗中模索での我流「1 on 1」に不安にかられながらも、効果も感じていたのでここまで続けてきてます。
そんな「1 on 1」の手法が詰まった一冊
ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法
- 作者: 本間浩輔
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Yahooでは2012年より、1on1が実施されており、これまでのノウハウをここに詰め込んだ一冊です。
そもそも「1 on 1」とは?
"わざわざ定期的に"上司と部下との間で行う1対1の対話のこと
だと、本書にて定義されています。
さらっとしたこの言葉に、深みと難しさが含まれています。
そもそも"対話"とは?という問が次に思い浮かびます。
最近流行りの「対話」は、言うは易し行うは難し。
個人として非常に尊敬している東大の中原先生は、
対話とは、お互いが「違うこと」を前提にしているコミュニケーションであり、
「相互の違いをあぶりだすコミュニケーション」です
と述べております。
このブログでおっしゃっている対話とは、本書の「1 on 1」で意味する対話は違う意味を指しているように思います。
すなわち「対話」は、時と場所によってスキルやマインドが異なるのではないかと思うわけです。
対話をひとくくりにしてしまう危険性がここにあるのではないかなと思いました。
流行りの言葉は、マジックワード的なものが多く、そのまま鵜呑みする危険性が多くはらんでいることを改めて確認しました。
自分のつかう言葉も曖昧であり、しっかりと意味を咀嚼して使おうと思います。
今日も1日がんばっぺし。